腕時計とそれを取りまく世界 Since Apr 2012

Month April 2012

ナイジェリア詐欺その8

前回は、詐欺師から「政府がモニターしてるから、アイルランドじゃなくナイジェリアに送ってくれ」とのことでした。これはやっぱり変ですよね。なので、 もしよかったら、政府があなたをモニターしている理由を教えてくれないか? と尋ねてみました。いやー政府からモニターされているって犯罪者の可能性があるということでしょう?そんなところに大事なモノを送りたくはありません。 そうすると、かなり慌てたメールが帰ってきました。 政府が自分をモニターしてるなんて一言も言ってない! ただ自分は特別な税務コミッティーに所属してたんだ。 だから外国からの高額の支払いはウォッチしているのを知ってるんだ。 いやーこういう理由で、アイルランドじゃなくてナイジェリアに送れといわれてもねぇ。 きちんとした税務コミッティーに所属していたんでしたら、比較的高額の支払いでもきちんと関税を払って輸入するのが筋なんじゃないでしょうか?

ナイジェリア詐欺その7

さて、話を元に戻します。詐欺師はアイルランド人で、2週間ナイジェリアに行くからその出先にヴィンテージ時計を送れ、と指示してきました。これに対しては、当然の反応として、 二週間ではそちらに送れそうにない。ナイジェリアの住所じゃなくアイルランドのホーム住所を送れ と返答してみました。(^^) これに対する彼の返答は以下です。 EMSじゃ無理だったらDHLの特急便で送ってくれないか。そっちだと速いよ。 アイルランドじゃなく、ナイジエリアがいい。政府がチェックしているんだ。 相変わらずおかしなことを言います。 個人的にはアイルランドに行ったことはありませんが、まあアイルランドのほうがナイジェリアより発展していることは間違いないでしょう。比較的高額の貴重品のヴィンテージ時計をチェックされるのはナイジェリアのほうじゃないでしょうか?

ナイジェリア詐欺その6

さて、住所がきたところで情報を調べてみましょう。 詐欺師がいくら偽名を使っても、住所と電話番号は本物のはずです。でないと荷物が届き ませんからね。 まずはグーグルマップで調べてみましたが、住所そのものは見つかりませんでした。次に、電話番号を入力します。そうすると、どうやら、ピンクシールドナイジェリア有限会社というのがその電話番号を使っているようです。 この会社の業態は以下です。 2008年設立です。 プリンターとかドライヤーとかを売っている模様です。 年商は1000万円以下です。 代表者はDamilola Okusanyaです。 いやー、どんどんあやしくなっていきますね。(^^) ついでにその場所のグーグルマップを調べてみますと、ありました。いやーアフリカです。

ナイジェリア詐欺その5

いよいよナイジェリアへ送れと言ってきました。アイルランド人だという話だったんですが、2週間ゴルフでナイジェリアに行くから、そこの住所に送れ、という内容です。相変わらず怪しいですね~。 ふつうバケーション中に貴重品を受け取りたいと思いますか? しかも二週間以内に受け取れるものでしょうか?通関とかもあるでしょう。日本は世界で一番便利な国ですが、発展途上国の通関とか1週間以上かかってもおかしくありません。 つまり、彼はどうやら、 急がせて私にすぐに品物を送らせたい。 しかもナイジェリアに送らせたい。 というふうに思っているようです。こちらの都合なんか微塵も考えていない詐欺師の思考ですね。さて、どうリプライを返しましょうか?

ナイジェリア詐欺その4

彼からの二通目のメールです。このへんから詐欺の手口がでてきます。私の出品はたいていヴィンテージ時計ですから、コレクターさんだったら、「状態よさそうですね」「探していたんです」などの返信があります。しかし彼の場合は、早くモノを送らせる、その一点に絞ってこちらを落としにかかってきます。 いままさに銀行にお金を送っているところだよ(つーか、まだ銀行口座教えてません^^;) だめならPaypalも使えるよ でましたバンクオブアメリカ。これは詐欺をする人がここから送るよ、と使うことで有名です。あと、このメールから一つ分かるのは、彼はビジネス携帯としてよく使われるブラックベリーを持っているようです。  

ナイジェリア詐欺その3

まず彼からの最初の返信です。オークションを終了させてほしい、銀行口座に日本円で振り込むからトータルの金額を教えてほしい、と書いてます。英語が相変わらず変ですね。大文字を多用する変な英語です。

ナイジェリア詐欺その2

これが問い合わせの文面です。いくつか怪しいところがありますね。 評価が新規なこと。いままで一回もオークションで取引きしていない人のようです。 アドレスがホットメールなこと。ホットメールはスパムの巣窟とされています。 英語がちょっと変なこと。大文字が定期的に使われていますね。アイルランドの人はこういう英語を使うんでしょうか。

ナイジェリア詐欺体験(?)記 その1

オークションサイトで出品していると、時々英語で問い合わせがくることがあります。これはほぼ100%詐欺です。 有名なのがナイジェリア詐欺と呼ばれます。ナイジェリアは比較的教育水準が高くインフラもそれなりです。しかし若者の失業率が高く、教育レベルが比較的高い若者が詐欺行為に加担する例も多いそうです。 さて、私が出品しているオークションにもついにナイジェリア詐欺の問い合わせがきました。(やった!) 詐欺師とのやりとりは現在進行中で、今日ナイジェリアの住所が送られてきたところです。これから何回かで、この詐欺の特徴などをまとめてみようと思っています。

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