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機械式時計はなぜ動くのか? その2

お久しぶりです。 昨年は転職したり引越したりその他もろもろありまして、ブログも休載状態になってしまっておりました。ぼちぼちと再開していければと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ではでは気をとりなおして、機械式時計はなぜ動くのか、その2に行きたいと思います。世の中に機械式時計の仕組みを解説しているブログは数あります。すばらしいブログも多いと思いますし、筆者もかなり参考にさせていただいております。いつもどうもありがとうございます。 まず、なぜわざわざ、それでもなおかつ屋上に屋根を架す気になったのか、それはですね。機械の機構解説の書籍、ウェブはめっちゃあります。ただ、機械式腕時計はなぜこんなに正確なのか、そういう観点から書いている資料ってあまりないと思うのです。 まあそれはそうかもしれません。制御理論が確立するはるか以前から時計に関する技術書は著されているのですから。現代のいわゆる機械式時計の仕組みとして重要なヒゲゼンマイの発明は17世紀にホイヘンスによってなされたと言われています。これは、かれこれ400年以上前の出来事です。つまりは、時計のメカニズムとしての発達は、他の産業と比較して非常にゆっくりで、堅実なものです。しかしその一方で、それをとりまく環境、例えば航空機や携帯電話、制御に関する理論などは飛躍的な進歩を遂げました。 せっかく現代に住んでいる我々ですから、理系の大学一年生程度が分かる程度の制御理論を使って時計の動作を解説してみたいと思うのです。さあて、私にできるのでしょうか。まあ間違いを恐れずに!頑張っていきたいと思います。

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