さて、ブライトリングーホイヤー連合の簡単な紹介をしましたが、では肝心のムーブメントはどこが作るの?と思ったあなた、あなたはかなりの時計通ですね(^^)
当時から、スイスの時計産業は高度に分業化されていました。ダイヤルや針、ムーブメント、ケース、追加モジュール(カレンダーやクロノグラフ機能)、このそれぞれについて、それぞれを専門で作るメーカーがいます。時計の心臓にあたるムーブメントでいえば、ホイヤーのクロノグラフはバルジュー社のムーブメントを使っていましたし、ブライトリングではヴィーナス社のムーブメントが有名です。
この連合の最初からのアイディアは、マーケットへのリリースを最優先し、薄型の自動巻きムーブメントにクロノグラフのモジュールを載せるというものでした。そこで以下を採用しました。
- 薄型の自動巻きムーブメント…ビューレン(Buren)によるマイクロローター自動巻きムーブメント
- クロノグラフモジュール…デュボアデブラ(Dubois Depraz)によるモジュール
ビューレンというメーカーは今はもうすでにありません。一方、デュボアデブラは、モジュール専業メーカーとして現在もその存在感を増しています。
次からこのそれぞれについて見ていければと思います。
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